犬(ケン)チク

トシ・ケンチクおさんぽ

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国立新美術館,東京

都知事選に次ぎ参院選にも立候補して白痴ぶりをわかりやすくさらけだした黒川紀章の最新作。
建築家の知性なんて黒川ならずともこんなもん。
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佐藤可士和によるロゴはまあ、新しい感じがする

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玄関付近では頂上が丸められるガラススクリーン

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奥へいくにつれ立ち上がる

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乃木坂側では完全に垂直となるこのガラススクリーンは美しい

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表面のガラススクリーンと背後の展示室であるコンクリートのボックスとのすきまに生じるこの吹き抜け、そして吹き抜けに屹立するコンクリートの円錐の頂上にあるレストランの存在がこの建築の唯一の見せ場だろう。

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吹き抜けを見下ろす

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「美術館」という名のアミューズメントセンターか?都合4箇所にもなるカフェ、レストランのうち地階のカフェテリアは吹き抜けの底にある。こんなところでダレがメシを喰うのか?
その意味では円錐の頂にあるポールポキューズのレストランもおなじ。

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ディテールに目を凝らせば、政治家はおろか、建築家として機能していることも疑う。廊下、展示室内、それにその導入部とまったく調和のとれていない素材によるフローリング。

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それでもガラススクリーンからこぼれる太陽がつくる光と影は美しい。
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  1. 2007/08/17(金) 17:00:01|
  2. 美術館・博物館
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  4. | コメント:26

ゴールデンゲートパーク デ・ヤング美術館,サンフランシスコ

いまをときめくヘルツォーク・ド・ムーロンの最新作。


サンフランシスコのダウンタウン、北西端に広がるゴールデンゲートパークの広大な緑の中に忽然と鉄の塊が現れる。

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象徴的な展望塔。これまで美術館に展望塔などを建てた例はあるか?

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外壁の表皮だけが少しめくれ上がってエントランスが隠れている。

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エントランスゲートをくぐると、Helen Diller family courtyardと名づけられた中庭を横切る。

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見上げれば、もちろん展望塔。

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おそらく、パトロンの名前であろう、Helen Diller family courtyardのネームプレート。

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奇抜な外観に対してインテリアはごく普通。
これは受付ホール。
右の階段を下ると展示室。

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その階段を降りきったところから今度は見上げてみた。

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中央部に広がる吹き抜けホール。

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そして展望塔に登って驚いた。
これが見下ろした本体の屋根。
平べったい本体にはいくつかの亀裂が入り、その部分が中庭になっている。展望塔はゴールデンゲートパークの緑を俯瞰するためにあるのではなく、この鉄の塊に走る亀裂を見せるために建てたのだ。

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エントランス部分の中庭もその亀裂のひとつだった。

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この建築の凄みは鉄板を叩き出し、穿ったこの表皮に宿る。
  1. 2007/05/16(水) 21:00:07|
  2. 美術館・博物館
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スペイン・ビルバオ グッゲンハイムミュージアム・ビルバオ

フランクロイドライト設計によるらせん状の展示室をそのまま外観に現した建築だけでも大きな現代美術作品としての価値を持つニューヨーク、グッゲンハイム美術館。その分館がビルバオにある。




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グッゲンハイム美術館ビルバオ。米西海岸を拠点に活躍するフランク・O・ゲーリー 1998年の作品。
ビルバオを訪れる観光客はかならずここへ寄るはず。
というよりも、これを見るために世界中から観光客が集まるといえるのかもしれない。
デコンストラヴィズムを先導するゲーリーらしく、一切の水平・垂直の直線をもたない外観は珍妙である。

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建物に寄ってそのテクスチャーを感じる。

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どこまで寄っても直線は見当たらないが、実は内部空間は外観ほど複雑ではない。ようは一種のはりぼてであるところがニューヨークの名作との差だ。

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正面玄関。
右端の物体が気になりますよね?

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かのマルセルデュシャンの系譜にのる、ジェフクーンズの作品、高さ10mの犬。

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犬はその全体がパンジーでできている。
建築そのものより、こちらの犬に人気が集まるのもうなずける、かわいらしさ。

  1. 2007/03/08(木) 15:08:54|
  2. 美術館・博物館
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  4. | コメント:6

ロッテルダムの芸術センター・クンストハル

レム・コールハースは変わった建築家である。
AAスクール(ロンドンの建築大学)に入学するまではジャーナリスト、脚本家として活躍していた。
70年代から建築界ではOMAという彼の事務所名での作品が著名となる。
ただし、その作品は、現実の建築作品ではなく、「錯乱のニューヨーク」という建築コンセプトを昇華した画集だった。ぐにゃぐにゃになったエンパイアステートビルとクライスラービルがベッドインしている。巨大プールにたくさんの人間を泳がせて、その推進力でマンハッタンが大西洋を横断する。
荒唐無稽な建築コンセプトの集成。
彼自身、建築、とは現実に地球上に表出する形態ではなく、偶発的に脳裏に描かれる虚像にすぎないと考えていたに違いない。
このクンストハルは1992年の作品。コールハースの実質的なデビュー作、といってもよい。すでに建築界ではポストモダンを過ぎ、脱・構築主義=デコンストラヴィズムの時代。恣意的な直線を多用するスタイルからコールハースの作品もこの一連のムーブメントとして扱われることも多いが、哲学的意図よりも結局造形主義に回収されたデコンストラヴィズムとは一線を画すように思う。


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正面玄関

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側面。斜めに走るスラブは階段教室の床の端部。

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荷捌き場壁面のアップ。

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ロッテルダム川に面する部分には広大なテラスが設けられる。
床はステンレスグレーチング。ほのぼのとした雰囲気などまるっきり、ない。


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教室のガラス面に描かれる顔。


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対向する階段教室には泣き顔が描かれ、それらが重なり合う。


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主展示室。展示用仮設壁はディックブルーナによるミッフィのテーマカラーに塗り分けられる。


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順路に沿って中2階へ昇ると、展示用仮設壁が折り重なって見える。


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階段教室のチェアのアップ。安っぽい、いろんな色の既製品のプラスチック椅子を、ランダムに並べるだけでこんなアートを作り上げる。


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階段教室の一番後ろから椅子の裏側を見る。


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その階段教室の照明器具。蛍光灯を縦に束ねて、天井から吊るすだけのオブジェ。

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分電版はポリカーボネートの透明プレートで覆うだけでアートとなる。


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斜めに手すりを設けた階段。
  1. 2007/02/13(火) 15:00:15|
  2. 美術館・博物館
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